ブレイクアウトして買いで入ったらいけないの?
結論から言いますと、常識を信用して検証なしでブレイクアウト買いしてはいけません。
信用しすぎてしまうと中々勝てない原因にもなりえます。
勝てない人はレンジスタンスラインをブレイクしたら買いが有利だという思い込みをされてはいないでしょうか。
確かにブレイクアウトは特定の場所では上昇して勝ちやすいのですが、ほとんどの人は優位性の検証もせずに、どの場所からでもブレイクアウトしたら勝てる確率が高いような錯覚をされている方が多いと思います。
私はそうでした。
とにかくレジスタンスラインでブレイクアウトした場合に買いで入ることしかイメージしていませんでした。
というも本やサイト、動画などで教えていることは、とにかくブレイクアウトした場合に上昇するような描き方をする人が多かったからだと思います。
初心者がこの手法を使っている人はほとんどだと思いますが勝ててない方が多いでしょう。
その原因はメンタル的な問題など他にもありますが、しっかり検証して優位性のある場所を特定できていないからというのも一つの要因です。
この記事では株の常識で信用してはいけない事について解説してきます。
ブレイクアウトしたら買いは危ない
ブレイクアウトで高値掴みする人は多いと思います。
ある特定の位置からのブレイクアウトは通用しやすい場合がありますが、ほとんどの場合のブレイクアウトはダマシが発生しやすいです。
これは何故だか分かるでしょうか?
株の常識でレジスタンスラインをブレイクしたら買い方向になるような思い込みや教わってきた人たちが多いからでしょう。
レジスタンスライン場所での買いでは大口に狙われやすいです。
ほとんどの人はレジスタンスラインをブレイクアウトしたときに買い入る人が多いと思いますが、この考え方は少し危険です。
確かにブレイクアウトして買いで入っても勝つことはできると思いますが、これはどの場所のブレイク地点に優位性があるのかを検証してから実際に入る必要があります。
多くの人は優位性のある検証を行わずに、ただ誰かから教えられただけで、どのレジスタンスラインの場所からでもブレイクアウトすると勝てるみたいな思い込みをしてしまう人が多いですが、これでは勝てません。
・ブレイクした後に上昇しやすい場所、逆に下落しやすい場所がありますから、振り分けて特定することが重要です。
特定した後に絞り込んで実際にトレードを行なっていくことで収支結果が大きく変わることでしょう。
移動平均線のゴールデンクロス
ブレイクアウトと同様、移動平均線のゴールデンクロスも信じすぎてはいけない一つの指標です。
ゴールデンクロスすると買いだと思うかもしれませんが、実は売りの方が良かったりする場合があります。
これは、その人のチャートの見え方や利益確定の幅と損切りの幅など他の要因があって通用しないことがあります。
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- デッドクロスした後に買いを行う検証もしてみましょう。
買いの方が通用する人もいれば、売りの方が通用する人もいるわけですから、信用せずにどちらも確認しておきましょう。
ボリンジャーバンドの+2σで買い
ボリンジャーバンドでもそうです。
スクイーズしている時に+2σをタッチすると買いだとか、確かに優位性は存在しますが検証をして場所を把握しないといけません。
逆の取引を行なった場合の検証も必要
先ほどお伝えしたブレイクアウト、ゴールデンクロス、ボリンジャーバンドの+2σで買いで入る場合は、全て逆に売りで入った場合の視点を持つことも勝つためには重要です。
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- 利益確定場所と損切り場所を逆にしてみることも何か気付けるヒントになりますから検証してみるといいでしょう。
常識的に教えられていることは必ずしも優位性があるとは限らないのです。
多くの資金でなくても10万円から始められる
株と聞くとほとんどの方は30万円〜100万円くらいないと始められないようなイメージがありますが、全くそんな事はありません。
3万円からでも銘柄の選択は狭いですが取引できます。
私は以前の記事で10万円くらいの少額からであれば取引に慣れるまでETFやグロース株での取引を勧めています。
↓以下にリンクを貼っていますから取引する時の参考にしてみて下さい。
初心者の方はいきなり30万円からでなくても10万円以下からのスタートから始めていた方が後々有利だと思います。
実際の取引でに損失と利益の経験を得ることは本やセミナーなどで勉強するよりも学びがあり重要です。
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- 本や動画などで1万時間使って勉強した後にトレードを始めても絶対に勝てません。
頭の中ではよく分かっていても、実践でしか分からないメンタル的な要因などが理解できていないからです。
寿司の握り方を1万時間使って見て勉強していたとしても、実際に握って経験を積んでいかないとプロのように上手くはなりません。
ですから、数冊本を読んでデモ取引を少し行なった後に少額から取引を行なったほうがいいでしょう。
まとめ
トレードの常識を信用して検証なしで買ってはいけません。
誰かから教えられてレジスタンスラインでブレイクアウトすると全ての場所で勝ちやすいという思い込みだけで取引するのはやめましょう。
しっかり教わった後は全て鵜呑みにせずに、自分でチャートを見て検証し、収益になりやすい場所だけを絞り込んでいく必要があります。
・株のトレードに必要な資金は100万円とかでなくても3万円くらいからでも始められます。
月単位で収益を確認できるまでは損失しかしませんから、小さい額から方が後々有利になりやすいです。
勝てない人は株の常識を疑いましょう。
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- 逆の取引で行なった場合の視点を持つことも大切です。
何か勝てるきっかけに気付けるかもしれませんから、利益確定と損切り位置を逆にしてみるなど検証してみましょう。