トレードを始めたいんだけど資金はいくらからがいい?
100万円からじゃないとやらない方がいいのかな?
株のトレードを始める際に大きな資金がないと始められないと思っている人は多いと思います。
ですが、今の証券会社は少ない金額からでも始められます。
むしろ少額からまずは始めて取引に慣れていた方が後々有利になりやすいです。
先に結論から言いますと、初心者の方は10万円から始めた方がいいでしょう。
トレードの経験が浅く何も分かっていない状況なので、強運を持っていないと資金は減ってしまいます。
小さい金額から始めて経験を積んで損を最小限にした上で、後から本格的に資金を投入して始めた方が大きく増やせる可能性が高いです。
・トレードを始める資金の目安
・少額でも大きく稼げる銘柄
・手数料負けしにくい証券会社
トレードスタイルを確立する
取引を始める前にまずはスキャルピング、デイトレード、スイングトレードをしたいのか明確にした方が良いでしょう。
生活スタイルに合ったトレードをすることが必要です。
主な3つの取引方法について解説していきます。
スキャルピング
初心者にはスキャルピングは難易度が高いと思います。
株価の数値と気配値だけ並んでいる「板」と呼ばれるツールを表示し、板読みを行って数秒〜数分の間でエントリーから決済までを行う取引のことを指します。
・大体1ティックから3ティック範囲の利幅を取っていく場合が多い
1回の取引では利益が小さいですが、これを何十回と多い人は何百回と行って収益を大きくします。
一見簡単そうに見える人もいるかもしれませんが、実際にやってみると何十回もトレードを行って利益を上げるのは非常に難しく、私の中では一番難しい取引方法です。
1日だけ利益を上げれたとしても、月単位で見た時にはマイナス収支になったりしますから初心者の方にはおすすめしていません。
デイトレード
持ち越しせずに1日で取引を完結させる方法をデイトレードと言います。
・スキャルピングより保有時間が長く、5分〜大引けまでと時間が広い
何十回も売買している人もいれば1回のみにしている人もいるでしょう。
極められる人はスイングトレードよりも効率よく資金が大きく増やせてしまうことが出来ます。
デイトレを甘くみる人は多いかもしれませんが、しっかり勉強と経験を積む必要があり、いきなり簡単に稼げるような世界ではないので長い月日がかかる覚悟は持っておく必要があります。
スイングトレード
保有している株を持ち越して2日〜5日以内で決済する取引方法をスイングトレードと呼びます。
・仕事をしている方は9時からチャートを見れないのでスイングスタイルを選んだ方が最適!
デイトレードをやるにしても価格が気になってしまい仕事に支障が出ますからスイングトレードがいいと思います。
デメリットとして、翌日に窓開けして想定外の大きな損失をしてしまう可能性があります。
想定外の損失とは、本来損切りする予定だった場所を大きく下回ってしまい、ストップ安になったりと今までの利益分を飛ばしてしまうリスクがあります。
スイングの難しい所はこれだと思います。
10万円から始める
トレードを始めたばかりの方は、証券会社の注文方法の取引に慣れていないなどの原因で売買ミスをしてしまったり、損切りをする予定だったが上がりそうだったのでまだ保有していたが再度下がってしまい切るにも損失額が大きくなって出来なくなってしまったなどの要因で、損をする可能性が高いので10万円くらいから入金して始めた方が良いです。
いきなり大きな額を入れて損失した場合は、その分取り戻すための時間がかかることを考慮すると、少ない額から経験値を積んで後から投入したほうが資金効率がいいです。
少しずつ資金を投入していく
基本的に損切りは必須条件ですから、まずは慣れましょう。
そして、ほとんどの株が購入しやすい30万円〜50万円くらいまで資金を少しずつ投入しましょう。
30万円以上あると信用取引も可能になるので空売りの手法も取り入れると良いでしょう。
資金管理について
他のサイトにも書いている通り、資金管理は重要項目です。
資金管理が分からない人のために説明しますと、1回の取引損失を2%までにするなどの設定を決める方法のことを主に指します。
他にも、今月はマイナス1万円になったら来月まで取引しないなどの制限をかけることも資金管理方法になります。
ほとんどの人は1回で10%くらい損失する人もいますが、あまりにも損失額が大きいと思います。
私がそうでしたが、これではたまたま10連敗が来た時に全て資金が失ってしまいます。
取引する際は予め資金管理はしっかり決めておきましょう。
月でプラスになってから本格的に投入する
最低限1ヶ月で見て収益になった事を確認できるまではマイナスにしかなりません。
毎月安定してプラス収支とはいかないものの、合計で見た時にプラス収支になっている事を確認してから本格的に資金を投入して始めた方が良いと思います。
少額からでも稼げる銘柄
ここからは10万円以下で取引しやすい銘柄を紹介していきます。
日経平均株価のETF
オススメするのはETFでの取引になります。
出来高が活発なのでデイトレードでもスイングトレードどちらにもいいです。
1357 NEXT FUND 日経ダブルインバース 1360 日経平均ベア2倍
グロース株
10万円以下でも大きく稼ぐことを狙うのであれば、株価が1000円以下で買えるボラティリティが高いグロース銘柄で取引するのが良いです。
ほとんどのグロース市場の銘柄はプライム市場よりも1日の平均ボラティリティが大きい傾向にあります。
ですから短期間で大きな利益を得られるチャンスがあります。
手数料負けしない!証券会社5選
取引を重ねると手数料が加算されていきます。
A社では1回の取引が平均100万円だとして買いと売り決済の2回の約定で合計500円としましょう。
B社は1000円だとします。
これをトレードで100回取引したとすると、5万円も差がついてしまいます。
高いと感じるかはその人次第ですが、手数料が入っただけで収支がマイナスに転じてしまう場合が多くあります。
10万円以下のみに絞って現物手数料が安いおすすめの証券会社を5つ選びました。
SBIネオトレード証券 | 楽天証券 | SBI証券 | 松井証券 | DMM株 | |
現物手数料 | 【一律プラン】 5万円まで50円、5万円~10万円 まで88円 【定額プラン】1日の約定代金合計額100万円以下0円 | 【超割コース】 5万円まで55円、5万円~10万円まで99円 【いちにち定額コース】 1日の取引金額合計100万円まで0円 | 【スタンダードプラン】5万円まで55円、5万円~10万円まで99円 【アクティブプラン】1日の約定代金合計が100万円まで0円 | 26歳以上1日の約定代金合計金額50万円まで0円、25歳以下無料 | 5万円まで55円、5万円~10万円まで88円 |
一番はSBIネオトレード証券が良いでしょう。
一律プランでは他よりも5円〜10円安く、定額プランでは1日の約定代金合計額が100万円まで無料なので非常に手数料が安いです。
私は現物手数料と信用手数料が安いSBIネオトレード証券を使ってデイトレードとスイングトレードを行なっています。
手数料負けをなるべくしない為にも、始める前から自分に合った証券会社をしっかり選択しましょう。
まとめ
取引を始める前にトレードスタイルを決めておきましょう。
オススメはスイングトレードです。
スキャルピングやデイトレードと違い、利益確定と損切り場所を焦らずに余裕を持って設定できますし、売買ミスでの損失も起こりにくいです。
初心者の方はまずは取引慣れするために10万円からトレードを始めましょう。
大きな金額からですと損失した時に取り戻すための時間がかかってしまいますから少額で行った方がいいです。
・月単位で見てプラス収支になったら本格的に資金を投入して始める
10万円以下でも大きく稼ぎたいならプライム銘柄ではなく、平均ボラティリティが高いグロース銘柄で売買を行いましょう。
逆に大きく損失をしてしまうデメリットもありますから、しっかり見極めてトレードしていきましょう。