プライム株とグロース株の動き方にどういった違いがあるの?
結論から言いますと、値動きの複雑さ、ボラティリティの高さ、指数による影響が違います。
なので、プライムとグロースはなるべくはそれぞれ得意な手法を使い分けてトレードした方がいいです。
この記事ではプライムとグロースの動き方にどういった違いがあるのか解説していきます。
プライムとグロース別の特徴
値動きが違う
プライムでは大口の介入が多いので値動きの上下がグロースよりも複雑な傾向にあります。
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- 上昇トレンドを狙った高値のブレイクアウトから買いでエントリーすると、ほとんどが下落しやすく、だましが多く発生しやすいです。
初心者はレジスタンスラインからのブレイクアウト手法を使うので多くの場合はすぐに逆行して損切りされやすいと思います。
一方でグロースでは個人投資家たちの比率が多いので、買いで入った場合に比較的素直にそのまま上がっていき、長く上昇トレンドが継続しやすい傾向にあります。
ボラティリティーが違う
プライムでは比較的ボラティリティーが落ち着いていて安定しやすいのですが、グロースではボラティリティーが高くなりやすいです。
特に、出来高ランキングでプライムとグロースの変動率を比較してみると分かりやすいのですが、ほとんどがグロースのボラティリティの方が高いです。
以下の画像が出来高ランキングでプライムとグロースの変動率を比較したものです。
こちらが東証プライムです。
こちらが東証グロースです。
上記を見たらほとんどプライムよりもグロースの方がボラティリティが高いです。
これらを見ると変動率の高いグロースの方が低い資金で上昇トレンドを狙って大きいリワードを得る場合に適していると言えます。
指数による影響が違う
プライムでは日経平均株価の指数が下がった場合に、ほとんどのプライム株は連動して下がりやすい傾向にあります。
プライム銘柄を複数保有して夜間に日経平均が大暴落してしまうと翌日の寄り付き時に全ての銘柄が大きく下落して大損している傾向にあります。
なので、分散して買うにしても日をまたいでから別の銘柄を購入した方がいいです。
グロース銘柄の場合ですが、グロース指数が下落していても保有している銘柄があまり影響を受けずに上がっていく場合があります。
特に、日経平均株価が大きく下がったからといって翌日は予想外にも保有していたグロース株が下がっていなかったりします。
デイトレの方はグロースがオススメ
デイトレを始める初心者の方にはプライムよりもグロースで取引することを推奨します。
というのも、先ほどにもお伝えしたようにプライム市場では大口の参加者が多いので複雑な値動きをしやすいですから損切りが頻繁に起きやすいです。
また、少ない資金から始めて大きく増やしたい場合にも効率がいいのおすすめです。
手法が通用しない場合がある
グロースでは手法が通用するのにプライムでは全く通用しない場合があります。
この逆の場合もあります。
なので、注意して頂きたいのは手法がグロースで通用したからといってプライムでも同じように使おうとしないことです。
もし、使うのであれば予め通用するのかどうか検証してからトレードするようにしましょう。
まとめ
プライムとグロースの動き方の違いについて以下の3つを解説しました。
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- 値動きが違う
- ボラティリティーが違う
- 指数による影響が違う
プライムは値動きが複雑で損切りされやすいです。
プライム銘柄を保有している時、夜間に日経平均株価が暴落した場合は連動して保有しているプライム株も大きく下げやすいですが、グロースの場合はプライムよりも指数に対して大きな影響を受けずに下がっていない傾向にあります。
デイトレードする場合はまずはグロースから始めることを推奨します。
全く通用しない場合もありますから、使用する場合は予め検証してからトレードするようにしましょう。