株を始める時にやってはいけないことって何だろう?
結論から言いますと、いきなり本格的な資金から投入して始めてはいけないことです。
100万円から始めようとしているのであれば大きく損する可能性があります。
損失して経験を積んで資金を増やしていかなければならないことを理解しておきましょう。
この記事では株を始める時に知っておかないと損してしまうやってはいけない危険なことを解説していきます。
いきなり全額資金を投じない
トレードを始めたばかりの人はすぐに大きな資金を投じてからやる場合があると思いますが推奨しません。
何故かと言いますと、トレードのことがまだ何も分かっていない段階なので損失をしやすいからです。
相場の裏では最大まで収益を増やそうと常に考えながら、何十年もトレードしてきて生き残ってきたプロの人たちが多くいます。
その中で初心者が相場のフィールドに入ってトレードをしないといけない状況ですから中々勝てません。
ほとんどの人はすぐに増やそうと焦って資金を大きく入れたくなる気持ちは分かります。
私はFXを始めていた頃は焦りが出てしまい、すぐに増やしたいとある程度の溜まった資金から始めたことがありますが、実際にお金がかかってしまうと損切りでなくなったりする場面があり、大損して強制ロスカットされたことがあります。
今考えるとある程度の資金から始めて損失してしまったお金を取り戻すまでの時間を考慮した時に、先に少額からトレードを始めてから本格的に資金を投入して増やしていく選択をとった方が効率が良かったと思います。
ですから、いきなり始めたとしても、高い確率で損切りすべき場所で損切りしない場合が出てくるので、大きく損失しないためにもデモ取引か少額で行うことを推奨します。
手数料が高い証券会社を使おうとしている
何も考えずに「とりあえずこの証券会社が人気だから使おう」としない方がいいです。
要は手数料が高いところで気づかずに使おうとしている場合があるわけです。
例えば、現物株を1日で100万円分購入する場合を例にしてみます。
楽天証券では、いちにち定額コースを使って100万円購入すると0円になります。
SBIネオトレード証券では、100万円で440円かかります。
上の場合ですと、楽天証券の方が回数を踏んでいくとSBIネオトレード証券よりは安く済ませることができます。
これが1日で200万円の株を購入する場合ですと、
楽天証券は886円かかります。
SBIネオトレード証券では660円になります。
200万円の場合ですと、SBIネオトレード証券の方が安く済ませられるということになります。
これら購入する金額が違うだけで証券会社の手数料に大きな差が出てきてしまうのです。
新規買いの場合の手数料だけで例を出しましたが、細かく言いますと売り決済分の手数料も考えて安い証券会社を選んでおく必要があるでしょう。
すぐに信用取引を始める
最初は現物取引から始めた方がいいです。
初心者スイングトレーダーの人は、株を買った翌日の寄り付き時に大きく下窓あけしてしまった場合に、損をしたくないために本来損切りしようと予定していた損切り場所に戻ってくるまで待つ可能性が高いのですが、ほとんどの場合でこういった時にだけ戻ってこないケースが多いです。
先に逆指値設定で成り行きの損切り注文を入れておき、どんなに下から始まっていたとしても、すぐに諦めて損切りすることを推奨しますが、おそらくこれは出来ない方が多いです。
ですから最悪の場合、信用取引をしてしまうと追証になる可能性が高いので、まずは現物取引から始めてどういった状況でも損切りが必ずできるようになってから信用取引をやった方がいいでしょう。
まとめ
株を始める時には大きな資金から始めないようにしましょう。
損失した分を取り戻すための時間を考えたら、焦らずに少額から始めてから増やしていくスキルをしっかり身につけてから本格的な資金を投入していく方が効率はいいと思います。
ただ人気がある証券会社を使うのは手数料が高い場合もありますから、始める前に先に自分のトレードスタイルを決めておき、それに合わせた安い手数料の証券会社を選びましょう。
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- 数百回、数千回と取引を重ねて手数料差を比べた時に、大きく差が出ますからしっかり考慮した方がいいです。
すぐ信用取引を始めるのは控えましょう。
スイングトレードで持ち越した翌日に大きく下窓あけした場合に損切りができなくなってしまう状況になりやすいので、そのままさらに下落してしまった場合に追証になってしまう可能性があります。