ボラティリティが高い銘柄って何?
どういった時に大きくなるの?
先に結論から言いますと、グロース株はボラティリティが高い傾向にあるのでスキャルピングやデイトレードには最適です。
また、決算発表日の後は全ての銘柄で値幅が大きくなりやすいです。
決算後の日はボラティリティが高いのでスキャルピングやデイトレードの方には最適です。
この記事ではボラティリティが高い銘柄やスクリーニング方法などについて解説していきます。
ボラティリティについて
ボラティリティとは「値幅」のことであり、ある銘柄で価格の変動幅が大きいとボラティリティが高いと言います。
デイトレーダーの人たちは主にボラティリティの高い銘柄を選択してトレードを行います。
ボラティリティが低い銘柄でトレードしてもトレンドが出ずらいので負けやすく、利益もあまりでないので、高いボラと出来高のある銘柄を探して取引した方がいいでしょう。
グロース銘柄はボラティリティが高い
プライム市場よりもグロース市場の銘柄のほとんどはボラティリティが高い傾向にあります。
出来高ランキングで10位以内までで比較してみると分かると思いますが、ほとんどの銘柄がプライムより変動率が大きいです。
これはプライム市場の高安値の変動率です。
こちらはグロース市場になります。
1日の変動率が全く違います。
必ずしもプライムより変動率が高いわけではないと思いますが、値上がり率でも同じような結果であり、ほとんどグロース市場の方がボラティリティが高い傾向にあります。
・デイトレードを行うなら大きく利益を狙えるグロースの方が良いでしょう。
平均ボラティリティが高い銘柄のスクリーニング方法
一定期間の平均ボラティリティが高い銘柄を探したい時があると思います。
例えば、1日の平均が3%以上動いている銘柄だけにして、さらに追加の条件で出来高が高く取引が活発な銘柄のみに制限したいなどです。
そういった方には楽天証券のiSPEEDを使ったスクリーニング方法がおすすめです。
私はよくiSPEEDのアプリを使って過去60日の平均ボラティリティが高い銘柄で探しています。
アプリを開いたらまずは「検索」のボタンを押してから「スーパースクリーナー」に進みます。
そこからプライムとグロースのみにするのであれば、他の項目をタッチして除外します。
そして下にスクロールしていき投資金額の項目をいくらからでもいいですが、今回は5万円で設定します。
+マークがある検索条件追加をクリックします。
次に「テクニカル」の項目を押して下にスクロールしていきます。
過去60日のボラティリティをタッチして「選択した条件を追加」を押します。
これは60日間の終値をベースに平均して表したものになります。
過去60日ボラティリティの項目が出るので左側の設定を5(%)の数値にします。
そしたら「検索」のボタンを押します。
次に右上にある「銘柄コード」をタップして下さい。
次に過去60日ボラティリティにして高い順にして決定します。
これで平均的にボラが高い銘柄のスクリーニングが出来ました。
ここからさらに出来高が多い銘柄に絞り込みたい場合は、項目を追加するので右上のボタンを押してから検索条件変更のボタンを押します。
そして先ほどの「テクニカル」の項目の所まで進み「平均売買代金」を押します。
項目が出てきたら20営業日前に変更して左側の数値を「1000000」に設定して検索ボタンをタップすると完了です。
今のところ、過去60日ボラティリティのように、過去60日の出来高を平均した多さで測ったスクリーニング項目がないので、目安として平均売買代金で出来高の高さを測るしかないと思います。
スイングトレーダーの方にもこの方法はおすすめです。
決算発表後はボラティリティが高くなりやすい
全ての銘柄でボラティリティが高くなりやすい日は決算日の後が多く、この日は決算材料の良し悪しなどにより売買が活発になります。
この時に上がりそうな銘柄だけを狙って大きく利益を狙うような手法の考え方も良いでしょう。
注意していただきたいのは、その分損失も大きくなる可能性があるので方向性が違ったらすぐに損切りをした方が良いでしょう。
・決算発表日の前日にエントリーすることも推奨しません。
窓あけして大きく損失する可能性があるギャンブル行為なのでやめましょう。
まとめ
グロース銘柄はボラティリティが高い傾向にありますからデイトレードに向いています。
決算発表の後には大きく値幅が動きやすくトレンドが出やすいですから、この日もスキャルピングやデイトレに向いています。
決算発表後のボラティリティが高いからと言って前日から保有するような事は大きく損失につながる危険があり、ギャンブル性の高い方法なのでトレードは控えるようにした方がいいでしょう。
値幅の大きい銘柄のみにスクリーニングする事は、手法によっては勝率を高くすることにもなるので、自分に合った銘柄を上手く絞り込んで利益を最大限にする結果にしましょう。