株でうまくいかない…
利益を出すためにはどうしたらいいのかな?
先に結論から言いますと、損を短くして利益を伸ばしてください。
いわゆる損小利大にしましょう。
ですが、これをやっているはずなのに上手くいかない人もいるでしょう。
今回の記事では、損小利大のこと以外に対する原因と対策について解説していきます。
利益確定を早めている
ほとんどの人がやってしまいやすいのが利益が出た時にすぐに利確してしまうことです。
例えば、買いでエントリーして上がっていき利益を最初は伸ばそうとしますが、途中から少しずつ下がってくると「やっぱり利確しておこう」となってしまい早めに決済する場合が多くあります。
つまり、利益と損失のバランスが1回利益を早めただけで崩れてしまいます。
次回以降に損切りされた場合に大きくしてしまっていることを考えておらず、ほとんどの人は目の前の利益を優先してしまっているわけです。
ですから、ルールよりも早めに利確してしまう度に損失額は少しずつ積み重なって大きくなってしまっていることを理解してトレードした方がいいです。
これが原因でマイナス収支になっている可能性もありますから、しっかり確認しましょう。
また、厄介なことに、利確を早めるのは自身でも気づかずに癖が身についてしまって決済している可能性もありますから注意しましょう。
損切り場所で決済していない
損切りする場所に到達しているにも関わらず、損切りせずにもう少し様子を見ようと待ってしまうと損失額はほとんどの場合大きくなりやすいです。
これも利益が出なくなる1つの原因になっていますから悪い癖が身につく前になおしましょう。
手法探しのループに陥っている
損小利大のルールで行っているにも関わらず上手くいかない人は、3連敗した後にすぐに手法が信じられなくなってしまい、諦めて捨ててしまって別の手法に切り替えているのが原因になっている場合もあります。
おそらく多くの人がハマってしまう落とし穴です。
再度新しい手法を使ってもすぐに負けて2連敗くらいして資金を減らした後に「もう使えない」となってしまい、また新しい手法を探す…とひたすらこういったループに陥って泥沼化します。
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- 手法の勝率によりますが最低でも100回は同じルールを守り続けてから判断すべきです。
10回だけやって結果がマイナス収支だったからといって手法を新しく探すのは早すぎます。
検証した手法がプラス収支になる手法ではない
検証して勝てる手法だと思っていたものが、実はプラス収支になる手法ではなかった場合もあります。
この影響によって検証していた勝率や収益よりも実際のトレードでは大きく違いが出て乖離していたりプラスにならない場合があります。
実際に取引をやった時にも確実に見逃しがなく、約定がしっかりとそこで成立している手法の検証を行うと良いです。
私はそうでしたが、これは検証した後に実際にやってみないと分からない、どこか見落としていたような事が起こるので修正していく必要があります。
例えば、直近高値のブレイクで入る検証方法をして勝てる手法を作ったとしましょう
実際にトレードする時に、直近高値をブレイクする前に逆指値で1000円以上になったら1000円で指値を配置する設定を行ったとします。
ですが、1000円をブレイクした後に1000円で配置された指値が約定せずにそのまま上に上昇してしまい確実に入れない場合がよくありますから、実際のトレードでは指値ではなく成り行きで入るようなやり方にしないといけません。
ルールを破っている
一番多くの人がやってしまっている原因にルールを破っていることが挙げられます。
勝てる手法があるなら毎回同じことをやり通すだけでいいのですが出来ません。
要因が様々あるのですが、ルールから少しでも外れてしまうことによって大きく損失になってしまいます。
見返した時に利確を微妙に早めていたり、建値で決済してしまっていたり、損切りを伸ばしてしまっていたりと意外にもルールを守れていなかったことに気づけます。
これらが原因で逆に損失が積み重なっていき、勝てる手法が負ける手法へと自身で変えてしまっていることがあるので確認しましょう。
まとめ
株で上手くいかない原因として以下の5つを解説しました。
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- 利益確定を早めてしまっている
- 損切り場所で決済していない
- 手法探しのループに陥っている
- 検証した手法が実は勝てる手法ではなかった
- ルールを破ってしまっている
損小利大でやっているはずなのにと思っている人は、これら5つを1つずつ確認していき修正していく必要があります。
特に、3連敗しただけで再度高勝率の新しい手法探しを求めるループの泥沼化に陥りますから気をつけましょう。
ルール破りは中級者の人でもルールでもないのに損切りまで下がってしまいそうだからと都合よく考えて建値で決済してしまうなどやってしまいがちです。