IFDOCO注文で知っておかないといけない注意点って何?
結論から言いますと、IFDOCO(イフダンオーシーオー)注文は部分約定すると自動設定されずに大損する場合があるので注意しましょう。
約定した後にしっかり利益確定と損切り設定がされているのか確認しないと大変なことになります。
今回の記事では便利なIFDOCO注文に潜む落とし穴について解説していきます。
IFDOCO注文とは?
IFDOCO(イフダンオーシーオー)注文とはエントリー、利益確定、損切りの3つが同時に設定できてしまう非常に便利な注文方法です。
IFDOCOの他の記入としては「IFO」と書かれている証券会社もあり意味は同じです。
ですが、IFDOCO注文は注意しなければならない点が1つだけあります。
それが「部分約定」です。
これは初心者には一度経験しないと気づかない落とし穴であり、大損する可能性がありますから早めに理解して回避する対策を行うことが大切です。
部分約定すると大損する可能性がある
証券会社によってはIFDOCO注文をした時に、株が分割で決済される「部分約定」が起きてしまうと利益確定と損切りが自動で設定されない(注文されない)場合がありますから注意が必要です。
要は注文した株数が全て一度に約定されないと、利確と損切りの設定がされないわけです。
部分約定がよく分からない人のために細かく解説しますと例えば、IFDOCO注文で500株を株価1000円のところで指値(エントリー場所)買いの注文をし、同時に売り決済注文で指値(利益確定場所)と逆指値設定(損切り場所)をしたとします。
1000円の株価まで下がってきた時に、最初に200株約定して、次に300株が別で約定した場合のことを「部分約定」と呼ばれており、この部分約定が起きてしまうと売り決済の指値(利益確定)と逆指値(損切り)注文が自動で設定されません。
一度に500株全て約定されれば自動的に設定されますが、 部分約定した場合は手動で利確と損切りを設定する必要があります。
ですから、仕事をしている方はエントリーの約定通知がきた時には自動設定されているのか確認しないといけません。
これは実際に経験するまでは意外と分からない落とし穴です。
私はこれを知らずに大引けの後から保有銘柄を見てみると、損切りされずに保有したままで大きな損失をしてしまった事があるので注意しましょう。
仕事をしている人は仕事終わりの18時ごろに損益の確認をすると利確と損切りが自動設定されていないまま大損している可能性もありますから、IFDOCO注文の部分約定には気をつけましょう。
そうすることで自動設定されるので見る心配はないのですが、成り行き注文は不利な価格で約定するデメリットがあるのでメリットとデメリットがどちらもある方法になっています。
成り行き注文のデメリットを省くには松井証券を使うといいです。
松井証券は指値の部分約定に対応できる
私が知る限りでは今の所、松井証券のみIFDOCO注文で指値設定で部分約定しても全て自動設定されます。
500株の内の200株が1回目に約定して残りの300株が2回目に約定した部分約定が起きても、都度利益確定と損切り設定が自動でされる仕組みになっています。
使っている証券会社と手数料などを比べて許容できるのであれば、松井証券に変更することを検討してみてください。
まとめ
IFDOCO注文は仕事をしている人には便利な注文方法ではありますが、証券会社によって指値を置いて部分約定すると自動設定されないため、大損する可能性がありますから気をつけましょう。
部分約定の回避策としては指値ではなく、成り行き注文を行うことで全量約定できますが、不利な価格で約定してしまう可能性があります。
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- 松井証券では指値で部分約定しても自動で利益確定と損切り設定がされるのでおすすめです。