株とFXってどっちの方が難しいんだろう?
これは誰もが疑問に持ってしまいますね。
私もその一人でした。
株の方が資金を少しでも増やす目的なのであればFXより難易度が低く見えて簡単にも見えますし、FXではリスクはあるが一気に1ヶ月で2倍になったりとリワードも大きく取れる印象があります。
株かFXのどちらが難しいのか先に結論から伝えますと…
株よりFXの方が難易度は高くハイリスクハイリターンです
では、なぜ株よりもFXの方が資金を増やしにくいのか理由を解説していきます。
・FXで資金を増やす事の難しさ
・株のリスクの低さ
FXが難しい理由7つ
何故FXは難易度が高くほとんどの人が資金を飛ばしてしまい増やす事が出来ないのか、その理由は7つあるので順番よく解説していきます。
為替の動きが複雑
株では為替より素直に上昇する場合が多いです。
というのも株をやっているほとんどの人は現物で買っている人の比率が多く、FXと比べると利益確定できやすいと思います。
FXになると買いだけの比率が多いとは思えません。
買いと売りを同じくらいの比率で取引されている場合が多いです。
FXをやったことがある人は分かると思いますが買いだけでやっているでしょうか?
おそらく売りも同様な比率で行っていると思います。
ということは単純に考えると、株より為替の方がよりランダム性が強く複雑な動き方になっていると言えます。
スプレッドが高い
FX会社によりますが、海外FX業者だとほとんどスプレッドの範囲が高いです。
日本のFX業者はスプレッドは低いですが私は海外FX業者で取引していたのでデイトレをする場合にスプレッドの広さで難易度が高いと感じました。
変動型スプレッドでは、朝の時間帯では大きくなっているのでデイトレードには全く吊り合っていないような手数料の広さになっていますし、FX会社によってはロンドンやニューヨーク時間でもスプレッドの広さが気になる事もあります。
FXは株よりも手数料負けしやすいです。
・株の方が取引手数料が無料に出来ることもありますし、手数料が低く抑えられるので良いです。
ダマシが多い
FXは株よりダマシの比率が多く感じられます。
特にレジスタンスラインでのブレイクアウトで買った場合ですが、FXではほとんどが逆方向に行きやすいのに対して、株では銘柄にもよるとは思いますがブレイクした後は素直に上昇しやすい傾向があります。
ストップ狩りをしたようなローソク足ができる
同じ時間帯の場所でA社では普通のローソク足ができているのに、何故かB社は1分足での1本の足が10pips分くらい下ヒゲが出来てから戻っていて、あきらかにストップ注文を狩ったような跡があったりします。
FX会社は相対取引で顧客が損をすると儲かる仕組みとよく言われていますから、あまり使用したくないというのが本音です。
ある所ではスリッページ分をわざと発生させて利益をかすめ取っている可能性もあると言われていますし、レートを少しだけ操作してストップを狩るような噂もされています。
そこら辺は明確に何をされているのか分からないのが怖い所です。
FX会社は取引した手数料分だけで儲かるビジネスだから損しても関係ないとは言いますが、実際の所は本当に手数料だけで何もやっていないのかどうかは分かりません。
FX会社によって通貨レートが違う
あるFX会社A社とB社の通貨レートを比べたら分かると思いますが少し違います。
レートが違うという所が厄介だと思っていて、裏では何をされているか分かりません。
悪徳FX会社では、少しレートを変更して多くのストップ注文を狩っているかもしれないですし、スリッページと呼ばれる約定滑りをわざと意図的に不利になるように行い顧客側に損させてスリッページ分の利益をとっている可能性があります。
この辺りは実際には見えないので分かりません。
ここがFX会社の怖い闇の部分でしょう。
手法の優位性・期待値が分からない
先ほどの項目では各FX会社では通貨レートが違うと言いました。
ということはチャートの形状も微妙に変わっています。
ローソク足4本値が変わっていますから、インジケーターの数値も微妙に変わっています。
インジケーターの数値で判断している人やローソク足の数値を見てエントリーする手法を使っている人であれば、悪徳業者にレート操作されると通用しなくさせることは簡単であり、勝率や収支が変動します。
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- 株であれば別の証券会社を変えても株価は統一されていてチャートの形状(4本値)も全て同じですから、手法に優位性、期待値があるのかどうかはFXより明確で判断しやすいです。
ハイリスクハイリターン
FXは国内であれば25倍、海外であれば大体最大3000倍くらいまでがあります。
ですから海外であれば一か八かのギャンブルで上手くいけば1回の取引ですぐに2倍にする事が出来てしまいます。
このあたりはFXのメリットでもありますが、逆にリスクも大きくすぐに失ってしまう可能性も高いのでデメリットでもあります。
ほとんどの人は少額で取引を行う人が多いからなのか、損失のリスクを考慮せずに気軽にフルレバでトレードしてしまい一気に強制ロスカットまで持っていかれやすいのもFXで利益を上げる難易度を高くしている原因とも言えるでしょう。
株式市場はFXよりリスクが低い
株は現物で取引している人が多く、もし損をしたとしても最悪は塩漬けで上がり待ちになります。
FXでは現物でやっても雀の涙程度で全く利益が出ないので、どうしても強めにレバレッジをかけてしまいます。
これで下落した時に上がるまで塩漬けでは済みません。
強制ロスカットがあります。
株式市場は株価が統一されている
株式市場ではFXと比べ、証券会社によって株価の違いはありません。
東京証券取引所があり株価は同じ表示価格でありFXのような相対取引ではないため、みんなが心配されるようなレート操作や意図的にスリッページを発生させる心配性もないので、FXよりかは安心できます。
軍資金10万円以上あるなら株の方が良い
資金が10万円あるとした場合、安全に増やしたいのであれば株がいいでしょう。
ですから10万円までは貯めて株を始めた方が良いかもしれません。
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- もし短期間で2倍にしたいと思うのであれば、株より資金を増やすのは難しいと思いますがFXになります。
まとめ
FXでは為替の動きが複雑だったり、手数料負けしやすかったり、スリッページ分を取られている可能性だったり、期待値があるのかどうか分かりずらかったりで色々な理由を上げましたが、これらの要因で株より難易度が高いですが、利益を得られる速度は株より早いのでハイリスクを承知した上でトレードを行うのであればFXでも私は全然いいと思います。
安心して取引したいのであれば相対取引のFXではなく、取引所取引されている株の方が良いでしょう。
1.FXは資金を増やせるのは早いが株よりハイリスクハイリターン
2.FXは為替の動きが複雑でダマシが多い
3.資金が数十万円あるなら株の方が良い