FXと株式投資の勝ち組が1割しかいないのは何故？ 

FXと株では何故勝ち組が1割だけなのだろう？

何故5割以上の人たちが負けるのだろう？

確かに、上にいくか下にいくのか50%の確率のはずなのに、何故か勝ち組と負け組の比率が半々にならないのです。

私もこれは思っていました。
「何故半々で分かれないのか？」

よく考えると、これにはいくつかの問題がありました。

結論から言いますとそれは…

上の3つ以外にも大衆と同じ入り方をしているなどの原因もあります。

この記事では結論で述べた理由について詳しく解説していきます。

5割にならない3つの原因

半々にならない考えられる理由として3つの事を挙げていきます。

手数料負けする

カジノでは赤か黒の50%のゲームをすると胴元が手数料を取っていくので、回数を重ねていく度に積み重なっていき少しずつ減っていきます。

株やFXでも同じように手数料が取られてしまいます。
ですから、実際にはリスクリワード1:1で勝率が50%であった場合は負け組になります。

これは負け組が増えてしまう1つの要因になります。

チャートの動きに翻弄される

2つ目の要因は、チャートを見てしまっている状況です。

これが非常に厄介であり、チャートの動きによって不安を煽られてしまい、心が急に変わって損失側になるように動かされているのです。

カジノでは一度ベットすると途中からやめる事は出来ませんし、損失額や利益額の変更が不可能です。

ですが、株やFXではベットした後はどこからでも決済する事が出来ます。

「損失になりそうだな…」と思うのであれば途中から降りることも可能です。

これは負け組が多く増えてしまう一番の原因だと思っています。

損切りをしていない

相場では必ずは勝てません。

この事を分かっていなくて、受け入れる事ができない初心者が多いです。

必ずどこかで負けはあります。

始めたての人はムキになって上がるまで待ちますが、ほとんどのケースではそういった時に限って戻ってきません。

これもまた負け組が増えてしまう要因です。

以上の3つが主に負け組の比率を多くしてしまう原因になっているのです。

負け組を多くするバイアス

なるべく負け組にならないためにも、次の事を知っておく必要があるでしょう。

それは「プロスペクト理論」です。

ですが、これは知っていても実際に取引すると中々できませんが、経験を積み重ねて自分なりの対処法を行う事によって少しずつ改善され良くなっていくでしょう。

プロスペクト理論・損失回避バイアス

プロスペクト理論については他のサイトに詳しく書かれているので割愛しますが、長々と書かれすぎていて調べてもよく何言っているのか分からない人のために、トレードで例えて一言で簡単に説明すると、利益が出た時は早めに利確して、含み損になった時は建値場所で切りたがるという事です。

要は含み損になってしまうと、取り戻したくて損切りできずに待ってしまう行動を起こしてしまうのです。

これの対処法としてはエントリー後に利確と損切りを設定してチャートを一切見ないやり方が良いです。

ルーレットと同じように一度ベットして入ると変更ができないルールだと思ってやった方が良いでしょう。

勝ち組の1割は大衆の逆の行動をしている

負け組の人たちと比べて勝ち組の人たちは、バイアスをもろともせずにトレードしている事です。

最初からそういう事ができたのではなく、始めの頃は損切りが遅れて大変な事になってしまったり、チャートの動きで何度も早めに利確したり建値で決済したりと、様々な経験の積み重ねから反省して改善を行ってきたからでしょう。

これを乗り越えなければ1割に入ることは困難だと思います。

まとめ

負け組が増える原因として3つ解説しましたが、この中で1番の要因としてはチャートの動き方で自ら多くの人たちが退場してしまう事になっているのではないかと感じます。

他にも大衆と同じ入り方をしていたりと要因はありますが、今回挙げた内容が勝ち組が1割しかいない理由の一部としてなっていると思います。

プロスペクト理論の対策として初心者の方は、まずはエントリー後にいかにチャートを見ないようにして取引できるかを考えた方が良いでしょう。