移動平均線の乖離を狙った手法って何?
移動平均線の乖離は極められると非常にリワードが大きく狙える場所なのでおすすめです。
ですが、下落トレンドから上昇に反転する波を捉えてエントリーする初期段階の位置ですから極めることは難しいです。
これから伝える乖離を使った逆張り手法は、上昇の波を捉えられる目安からのエントリーとなっているので参考になるでしょう。
この記事では移動平均線の乖離を使って大きくリワードを狙った逆張り手法について解説します。
移動平均線の乖離について
大きく乖離した場所から買いで入って高確率で上がりやすいだろうと思っても、まだ下がる場合がありますからその時はしっかり間違った方向性を認めて損切りする必要があります。
乖離から入る方法は基本的に逆張り手法になりますから、下落の波から上昇に転換する始めの部分であり非常に見極めるのが難しいところです。
ここからは移動平均線の乖離を使った手法について解説します。
5移動平均線を使う
移動平均の乖離を使った手法ですが、5移動平均線の1本だけを使います。
ローソク足の高値が5移動平均線に触れていない状況で足が確定したことを確認します。
そして前回の安値を切り下げて安値をつけていることも確認しましょう。
この時に陰線ではなく陽線になってから買いでエントリーしましょう。
何故陰線ではなく陽線なのかと言いますと、陰線ができて終値が高値と安値の中間位置よりも下にあると、上がる転換の目安として弱いサインだからです。
要は乖離の場所から買いを入れているのが少ないというわけです。
特に大陰線の場合はまだ安値を下に割って下がる可能性が高いです。
ですから、乖離から入る場合は陰線ではなく、陽線を目安にしてから入った方がいいでしょう。
利確と損切り設定
買いでエントリーした後に損切りと利益確定を設定しましょう。
この例ではリスクリワード1対3で設定した説明をします。
損切り設定は直近安値の少し下に設定しましょう。
以下の画像の例では陽線をつけて確定したローソク足の安値が直近安値ですから、その安値の少し下に設定しています。
買いエントリーと損切り場所までをリスク1として、利益確定場所はリスク1の3倍の幅に広げてリワード3とし、上の位置に設定してください。
これでリスクリワード1対3に設定することができました。
この手法はそのまま検証して使える場合がありますが、自分なりに改良して優位性の高い手法にしてみてください。
高乖離率から探す
移動平均線に戻りやすい目安となる高乖離率ランキングから探すのも良い方法です。
yahooファイナンスから目安として25移動平均線の-15%以下の乖離率から探して条件を足して買いを行う手法もいいです。
-15%以下の乖離から選んで、先ほどお伝えした5移動平均線の乖離手法のように陽線ができた後に買いで入ってリスクリワード1対3の設定で行う方法も検証してみてください。
まとめ
移動平均線の乖離を狙った逆張り手法では5移動平均線を使った方法で解説しました。
以下の3つを参考にして検証してみてください。
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- 5移動平均線より高値は下にあり陽線でローソク足が確定している
- 確定した時に前回のローソク足よりも安値を切り下げているか確認する
- 次の始値から買いで入る
リスクリワード比率は1対2か1対3で設定するようにした方がいいです。
損切りは多いですが大きくリワードを見込めるような位置でエントリーしているからです。
1対1の設定でもいいかもしれませんが損切りの多さと割に合わずにマイナスになりやすいと思いますが、読者の方が検証してプラス収支になるのかどうか次第になります。
この手法はそのまま使ってプラス収支になる可能性は少なからずあるかもしれませんが、ほとんどの場合チャートの見え方や考え方が違うので通用しないです。
全ての手法に対して言えることですが、個別の銘柄によって手法の優位性は全く違います。
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- 全ての銘柄に対して優位性が発揮できる手法は存在しないでしょう。
相場は真似するだけで簡単に勝てるような世界ではありません。
自分でそこから学んで検証して手法を確立する必要があります。
ですから、この手法を参考に自分なりにあった手法に改良することが重要ですから検証してみてください。