逆三尊のだましを突いた手法って何?
逆三尊は非常に使いやすい手法ではあります。
見極められると逆三尊のまま使ってもプラス収支になる方法はあると思いますが、だましになることを見極めた上でエントリーする方法もいいです。
逆三尊は上昇の初回の転換点となる場所のため、損小利大で設定すると期待値としては良い位置になります。
今回の記事では逆三尊のだましを利用したいくつかの手法について解説していきます。
逆三尊とは
逆三尊とは下落トレンドから上昇に転換するサインと呼ばれているネックラインを上抜いた場合のことを指します。
下落トレンドでは逆N字になりますが、上昇トレンドではN字を描いて構成されます。
以下の画像の例では緑色が逆N字、黒色がN字となっています。
これら2つが組み合わさった時に逆三尊になります。
逆三尊は基本的にネックラインを上抜くと買いと言われています。
逆三尊のネックライン部分では上昇となる最初の転換点のサインになっているので損小利大で設定すると優位性があります。
ですが、知られすぎてしまってだましが発生しやすい場所でもあるので、だましが行われることを利用したトレード手法も考慮して検証するといいです。
だまし後から買いで入る
基本的に逆三尊はネックラインを割ったら多くの人が買いで入りますが、上がらずにダマシが発生する場合があります。
逆三尊で入った人は直近安値の場所に設定するでしょう。
直近安値まで到達して下を割った場合に、ほとんどの人が「逆三尊のだましだった」と思って損切りして諦める場所ですから、そこから大口が買いで仕込んでいることをローソク足で確認し、把握してから買いでエントリーしましょう。
安値を割った後に前回のローソク足の高値を超えたら上昇の転換サインとなるので買いでエントリーしましょう。
または、直近安値まで到達して大衆が損切りされた場所からプライスアクションを使ったピンバーのパターンができた後に始値から買いで入る方法もいいでしょう。
プライスアクションが分からない人は、詳しく以下の記事内で解説しているので合わせて読んでみてください。
その後に損切りの場所を決めるのですが、前回の高値を超えて買いで入った前回のローソク足の安値の少し下に設定しましょう。
利益確定は買いエントリーと損切りまでの幅をリスク1としてリワードは2倍の幅まで伸ばしたリスクリワード1対2に設定してください。
ネックラインで空売りする
次は空売りで入る方法になります。
ネックラインを上抜いた後にすぐに陰線になったら始値で空売りしましょう。
ネックラインを割った後に陰線ができると上昇の勢いがなく下落に転換するサインとして見ています。
損切りの設定ですが、陰線ができた前回の高値少し上に設定しましょう。
利益確定では、先ほどと同じようにエントリーから損切り幅までをリスク1としてリワードは2倍に伸ばして設定しましょう。
これで逆三尊での空売り手法の完成です。
空売りをするときは信用取引になるので、損切りが必ずできるようになってからトレードしましょう。
大衆が入る場所は大口が把握している
ネックラインを上抜いてから買いで入るのは別の条件を足すと良いと優位性はあると思いますが、あまりにも基本として知られています。
逆三尊のネックライン割りからダマシにあって損切りされやすいという方は、だましを利用して入る検証をしてみるのも良いでしょう。
そういったことを意識して手法を構築することで、優位性のある場所を把握することができます。
まとめ
逆三尊のだましから入る手法を2つ解説しました。
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- だまし後から買いで入る
- ネックラインで空売りする
逆三尊でなくてもこれらは移動平均線だったり、ボリンジャーバンドだったりと、現在使っている手法に対してだましが多い、損切りされることが多くてマイナス収支になっているのであれば、逆にだましを利用する方法はないかを探すことは大切です。
簡単なやり方としては、まずはエントリーを逆にして損切りと利益確定場所も逆にしてみましょう。
そこから応用して少しずつリスクリワード比率を損小理大で変更するといいです。
紹介した2つの手法のように、だましから入る方法を参考にしてみてください。