スイングトレードの手法作りってどうしたらいいの?
初心者の時は手法は何がいいのかと迷ってしまいます。
自分のメンタルに適した手法が作成できないと結局は負けてしまいますから色々な手法を探すことも大切ではあります。
今回の記事ではスイングトレーダーの方が参考になるような手法作りのヒントを解説していきますので参考にしてみてください。
ローソク足のプライスアクション
プライスアクションとは何か
プライスアクションって聞いたことがない人もいると思いますので、簡単に説明しますと値動きのことです。
この値動きを視覚化したローソク足を使って、こういった値動きの形状になると反発しやすく上がりやすいとか逆に下がりやすいと判断して売買を行うことを指します。
以下の画像の例で始値から終値までの値動きを考えたときに、一旦大きく下落したにも関わらず上に反発して始値上まで終値が到達しているので、これから上昇する気配がローソク足から読み取れます。
こういった状況をローソク足から読み取って判断することがプライスアクションになります。
プライスアクションは何十とありますが、ここでは代表的なプライスアクションの例を4つ解説していきます。
ピンバー
下ひげが実体の3倍以上くらいの幅でできた場合のことをピンバーと呼びます。
ピンバーが確定した終値の時に入るといいでしょう。
また、前回の安値を切り下げた後にピンバーができると上昇しやすい傾向があるので検証してみてください。
スラスト
前回のローソク足の高値を切り上げて終値が確定した場合のことをスラストアップと言います。
逆に前のローソク足の安値を切り下げて終値が確定するとスラストダウンと言います。
特に、陰線ができた時の足が直近安値をつけている状況で入るといいです。
包み足
前回の安値以下と高値以上の2つを到達したローソク足のことを包み足と言います。
これはアウトサイドバーとも呼ばれています。
買いの場合は大陽線ができると良いです。
目安としてはスイングトレードなので5日以内には決済させるようにした方がいいでしょう。
はらみ足
前のローソク足の高値以上と安値以下のどちらにも到達せずにローソク足が確定した場合は、前回の足を「はらみ足」と呼びます。
はらみ足の高値以上になると上昇しやすい傾向にあります。
ザラ場中に高値をブレイクするとさらにいいと思います。
移動平均線
グランビルの法則
移動平均線を使った有名な手法の一つにジョゼフ・E・グランビルが提唱したグランビルの法則があります。
以下では買いのみを例として4つのやり方を解説していきます。
上に割ったら買い
1つ目はローソク足が移動平均線を上に抜いたら買いを行う方法です。
長い期間の上昇を見込んだ上でのエントリー位置になっているので大きくリワードを狙いやすいです。
移動平均線の上で終値が確定した次の始値から入るなど設定してみるといいでしょう。
一旦下に割るものの再度上に割ったら買い
2つ目の方法は移動平均線の下に一旦到達して再度下から上に線を抜いたら買いになります。
これも1つ目と同じように陽線で終値が確定した後の始値で入るといいと思います。
1つ目の方法よりは上昇した後であり、遅めにエントリーするやり方になっているので少し不利な位置と言えます。
まだ1つ目の方法がリワードを大きく狙えるのでそこだけ狙った方がいいかもしれません。
線の近くで買い
3つ目の方法は、移動平均線の上から一旦調整で下落するも、線の下を割らずに線の近くから再度上がる時に買いを行うやり方です。
リバウンド狙いでエントリーする方法になります。
反発の目安となるピンバーが出た後に入るといいでしょう。
乖離したら買い
4つ目の方法は、初心者には難しいのでやらない方がいいかもしれません。
実際にやってみると分かりますが、エントリーするにしてもどこまで下に乖離していくのか分かりずらいですし、線の目安にエントリーするような方法になっていないので手法が明確になりにくいです。
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- 逆張り手法になりますから難易度が高く、再度買ってもすぐに下落していく場合が多いのですが、上手く入れるとリワードを大きく取れてしまう位置なので上級者向けの入り方と言えます。
ゴールデンクロス
有名な手法の1つとしてゴールデンクロスしたら買いを行う方法があります。
ゴールデンクロスが分からない人のために説明しますと、移動平均線2本を使用して短期移動平均線が長期移動平均線を上抜いて線が交わった場所のことを指します。
この方法はあまりにも知れ渡っているので、そのままの条件で使っても通用しにくいかもしれません。
エントリーするにしてもゴールデンクロスに何か別の条件を加えた手法を行うといいと思います。
パーフェクトオーダー
パーフェクトオーダーとは移動平均線の期間が上から短い順に並んだ状況のことを指します。
これらは3本だけでなく5本でも同じことが言えます。
2本の場合でもパーフェクトオーダーとも言えますが、ほとんどの人は3本以上のイメージが強いと思います。
このエントリー方法は、長い期間上昇する勢いが強くなると見込んだ上で入るやり方です。
ボリンジャーバンド
多くの方が使用するインジケーターの代表格として移動平均線の他にボリンジャーバンドがあります。
ボリンジャーバンドは真ん中にある移動平均線の他に上バンドと下バンドがあり、この2つの指標を目安として売買を判断します。
初期値では2σに設定されている場合が多く、このバンド内に入る確率は約95.4%と言われています。
3σでは99.7%になるので、ほとんどがバンドの中で収まっています。
スクイーズとは
上バンドと下バンドが狭く、小さい状況になっていることをスクイーズを言います。
この時に長くスクイーズが続くほどレンジ相場になっている判断ができます。
エクスパンションとは
上バンドと下バンドが拡大している時のことをエクスパンションと言います。
この時はボラティリティが高くなっており、トレンドが発生している状況になっています。
+2σで買い
ボリンジャーバンドの手法で、スクイーズしている時に+2σよりローソク足が上に到達すると買いを入れる方法があります。
このやり方は、レンジ相場が続いた後のトレンド発生を見込んで入る方法になっています。
+2σにタッチすると大きく買いが入った目安になっており、これから上昇トレンドになる可能性があります。
この時に陰線をつけてしまうと反発して下落する可能性があるので、陽線で強く上に押して+2σに到達した後の終値で入ると、これから上昇する目安となっていていいと思います。
MACD
MACDの手法では2本の線を使用してゴールデンクロスした時に買いを行う方法があります。
人によっては移動平均線よりもMACDの方がいいと言う人はいるかもしれません。
MACD線とシグナル線がデッドクロスしたら決済するやり方はいいと思います。
RSI
RSIは30以下になると売られすぎ、70以上になると買われすぎという指標で見て使われています。
主に逆張り手法で使う目的の人が多いと思います。
RSIを使った手法の例として、下から上に30以上の数値を割って到達した時に買い、70以上に到達した時に決済する方法があります。
RSIは分かりやすいので初心者にも使えやすいオシレーターと言えます。
出来高
出来高はその日が活発に売買していたのかどうか判断できる重要な指標です。
出来高と別のインジケーターやローソク足の条件を付け足してやると良い手法ができると思うので参考にしてみてください。
まとめ
スイングトレードの手法の確立方法として以下を解説しました。
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- ボリンジャーバンド
- MACD
- RSI
- 出来高
これらを参考にして自分なりに応用してメンタルに適合した手法を確立することが重要です。