トレードスタイルは何が1番難しいの?
結論からいいますと、スキャルピングが難しいです。
何故かといいますと、始めの頃にスキャルピングやデイトレをやってしまうと売買ミスをしやすかったり、損切りの設定が遅れてしまったせいで損失が一気に膨らんでいき損切りできなくなったりと、様々な損失原因が短時間で起こり、早い切り替えの判断が求められるため難しいです。
ですから、初心者の人はまずはスイングトレードから始めた方がいいです。
この記事ではスキャル、デイトレ、スイングトレードの3つのスタイルで難しいのはどれなのか解説していきます。
スキャルピングが1番難しい
売買ミスが多い
スキャルピングは焦って取引してしまう場合があり、その時に売買を逆に間違ってエントリーするケースが多いです。
特に、板からの注文方法ではなく通常の注文画面を開いて入力して行う場合に多発しやすいです。
これが原因で、勝てる手法であったとしても予想外に大きく損失側に導かれてしまう要素になったりします。
反射神経が必要
スキャルはデイトレよりも早い判断が必要です。
手法にもよると思いますが、エントリーする時に一瞬の判断が求められるので機会損失が多かったり、少し遅れてしまうと損失が大きくなったりすることもあります。
1秒とか一瞬の遅れが命取りになるので非常に難しいです。
板読みが難しい
ローソク足では現在の状況や過去の状況がどうだったのか視覚的に把握しやすくエントリーが明確になりやすいのですが、板読みは厚い板の数値だけをおおよその目安で判断して売買するので、手法が曖昧になりやすく難しいです。
また、実際に板にある数値が約定したのかどうか、見せ玉なのかも一瞬の場合があるので分かりづらいのが難点です。
見せ玉だった時はすぐに注文をキャンセルしないといけない場合もありますから難易度は1番高いです。
空白のある板で大損しやすい
出来高の少ないグロース銘柄に多いのですが、空白のある板では売買価格の間や付近に10〜20ティックくらい幅が空いている時があります。
例えば以下の画像のように、2629円で成り行き損切りしたい場合は2919円で約定することになるので損失額が想定よりも大きくなったりしますからプラス収支にさせるのが難しいです。
この場合は、2631円で成り行き注文を設定して2630円の買い指値に対して100株約定させるような対策をとる必要はありますが、先に注文を100株ぶつける人がいるかもしれませんから結局不利になりやすいので、空白の大きい銘柄で取引することは推奨しません。
デイトレードは2番目に難しい
出来高ランキングの上位に表示されている大型株は複雑な値動きをしやすく、損切りされやすい傾向にあります。
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- プライム銘柄はだましが多い印象なので、まずはグロース銘柄から取引した方がいいです。
売買が活発なグロース株ではトレンドが一方向に長く継続しやすくだましが少ないので、リワードを大きくとる人には有利だと思います。
スキャルピングでもそうですが、スイングトレードよりも早い時間での判断が求められるので一気に下落した時に損切りの注文が遅れてしまうと損失額が大きくなります。
初心者はスイングトレードからがおすすめ
初心者の方はスキャルとデイトレよりも判断の時間に余裕があるスイングトレードから始めた方がいいと思います。
また、売買をしっかり確認する時間もあるので、買いと空売りを逆に取引してしまったミスをした時には少ない損失で損切りできるので、大きな損失が比較的起こりにくいでしょう。
持ち越しのリスクに注意
スイングトレードを難しくしている要素は持ち越しによる窓あけの損失です。
持ち越しによってスキャルピングやデイトレにはない難しさがあります。
この予想外のことを予め考慮した上でプラス収支にさせるルールを行う必要があります。
まとめ
トレードスタイルで1番難しいのはスキャルピングになります。
売買ミスをしやすく、尚且つ素早い判断が必要なのでデイトレやスイングよりも損失しやすいです。
また、空白の多い板では想定よりも損失額が大きくなりやすいので初心者の方は控えた方がいいと思います。
デイトレードは2番目に難しく、大型株のプライム銘柄では動き方が複雑でだましが発生しやすいので損切りが多いです。
まずは売買が活発なグロース銘柄からトレードすることを推奨します。
比較的一方向にトレンドが伸びやすいので大きくリワードが狙いやすいです。
グロースでは通用する手法がプライムになると全く通用しない場合があります。
スイングトレードは初心者におすすめです。
買いと空売りのミスをしたとしてもすぐに損切りすると損失は少なくて済みますし、判断にも時間に余裕があるので焦らずに取引できます。
ですが、持ち越しによる想定外の損失のリスクがありますから、予め対策をとったエントリーが必要です。
まずはスイングで回数を重ねてトレードに慣れていき、その後からデイトレードをしてからスキャルピングに移行し、その中で自分に合ったスタイルを把握して取引していく方がいいでしょう。