よく買ったら下がるんだけど何で?
結論から言いますと、買ったら下がるのは大口の介入場所で多くエントリーしている可能性が高いです。
よく初心者の内は高い価格で買って高値掴みしやすいです。
これらは他の要因にもよって買ったら下がってしまうということはあります。
今回の記事では買ったら下がり、売ったら上がるが起こってしまう理由について解説していきます。
初心者は本の基本を真似してやられる
初心者は本を見て「移動平均線を上に割ったら買い」とか、「レジスタンスラインを上抜けてブレイクアウトと買いです」と基本的な分析方法を教わりますが、まずそれでそのまま真似してしまうと資金を減らしてしまいます。
本に書いている場所で買ってもすぐに下がって含み損になり、損切りして再度上がっていくケースは多いのではないでしょうか。
基本的なことを学ぶことは重要ですが、その後に必ず優位性がある場所を特定して収益になるかどうかの検証が必要になります。
これを行なっていない初心者の人は多いです。
または、検証してルールを守っていてもプラス収支にならずに損切りされやすいのであれば、エントリータイミングの場所を見直すか、逆に売買するとプラスになるきっかけになるかもしれませんから、再度しっかり検証してみましょう。
上手い人でも買ったら下がるはよく起こる
勝率は100%ではないので、損切りする時はみんな必ず経験します。
取引慣れしている人でも連敗が多い時期に買ったら下がるということは起こりやすいです。
例えば、ブレイクアウトで買いを行うリスクリワード1対2での勝率はあっても40%-50%くらいでしょうから、ほとんど半分は買ったら利益確定場所には到達せずに逆方向に行って損切りすることになります。
これは初心者だけではないのです。
プロと初心者の違いは損切り場所に到達した際に、間違った方向を認めて損切りできているのかどうかです。
利益を期待して損切りされてしまうと怒りが出てきてしまい、無駄にエントリーする原因になります。
売ったら上がるの原因
耐えきれずに売ったら上がったり、損切りした後に一気に上がっていく場合があります。
これも買ったら下がると同様にプロでもよく当たり前に起こることではありますが、他に考えられる1つの原因として安値の位置では買いで入った人たちの損切り注文の多さにあります。
安値を割ったときに買っていた人たちの多くの損切りで売り注文が出ますから、それと同時に大口は買いで注文をぶつけて気づかないようにアイスバーグ注文で仕込んでいる可能性があります。
その後に一気に上昇して上がっていくというわけです。
アイズバーグ注文というのは、ある株価で株数を分割して購入することです。
例えば10000株買いたいのであれば、これを5分割設定にした場合に、1回目1000株、2回目3000株、3回目2000株、4回目3000株、5回目1000株のように購入する株数を分割するように出来てしまいます。
板上では少なく見えているので分かりません。
浮いた氷山の一角のように頭の部分だけ見えている状況になっているわけです。
仮に機関投資家の気持ちになってみてください。
1000円の株価で3万株買いたいとしましょう。
他の板では1000株しか表示されていませんが1000円の買い板に3万株ドーンと表示してあったら個人投資家の人たちに気づかれて直前から買いを入れられて中々買えない状況になります。
ですから、ここでアイスバーグ注文を使って3万株をなるべく気づかれないように10分割にして買いを仕込んでおいたりするわけです。
アイスバーグ注文を使って買いを仕込んだ後に上げていっている場合もありますから、安値の場所でどういったことが起こっているのかを把握することでより良いトレードができるようになるでしょう。
大口の介入場所で入っている
買ってもすぐに下がる要因として大口にエントリーする場所を把握されていることが挙げられます。
何故ならその場所が大衆が買った場所だからです。
なので、大衆が買っていない低い価格から買いでエントリーして損小利大にする設定を意識するといいでしょう。
まとめ
買ったら下がり、売ったら上がる理由を解説しました。
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- 大口が空売りで入りやすい場所から買っている可能性があります。
高い価格で買うとそうなりやすい傾向にありますから、なるべく低い価格からエントリーするように意識して買いましょう。
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- 売ったら上がる原因として安値の場所付近では損切り注文が溜まっているからです。
それと同時に大口が買いで入っている可能性があるということも考慮した上でトレードすると良いでしょう。