ダウ理論を使った手法って何?
ダウ理論は必ず知っておくべきです。
というのも、ダウ理論さえ知っておくと、知らないよりかは相場の波の流れが捉えやすくなります。
ダウ理論はインジケーターを使わなくても手法として使えます。
今回の記事ではダウ理論を使った手法について解説します。
ダウ理論について
ダウ理論は3つの期間に区切られます。
それが、先行期、追随期、利確期になります。
例として以下のような期間の分け方になります。
ダウ理論は相場の形状、人によって期間の分け方の判断は違いますから参考程度に見てください。
次に、各期間ではどういったことが起こっているのかと言いますと、以下の画像のようになります。
まず、先行期にあたる場所では機関投資家や大口投資家が買いを仕込んでいる場所になります。
この場所から先に買いでエントリーした場合に上手く上昇トレンドができると大きくリワードを取れる優位な位置になっています。
次に追随期ですが、個人投資家たちが上昇トレンドに転じたと見込んで買いを行う場所になっています。
追随期では上手く上がって上昇トレンドになる傾向があります。
必ず上がるのではなく、この場所から下落していくこともありますから、優位性のある特徴が他にないか条件を足して検証してみるといいでしょう。
最後に利確期の場所ですが、初心者個人投資家たちが上がると見込んで買う場所になっています。
この場所では先行期や追随期で買った人たちが利益確定している、または大口投資家、機関投資家が新規で空売りしている傾向があります。
先行期で買う手法
ダウ理論を使った手法では先行期で買いを入れる方法が適しています。
何故かと言いますと、一番大きくリワードが取れてしまう場所だからです。
ですが、先行期では下落トレンド中ですから買いで入ってもすぐに下がってしまう場合が多く見極めるのが難しい位置になっています。
そこで、優位性のある1つの方法として買いでエントリーする手法をここからは解説していきます。
スラストアップしたら買う
プライスアクションの1つであるスラストアップのパターンが出来たら買いでエントリーしましょう。
プライスアクションが分からない人は以下の記事で詳しく解説していますから読んでみてください。
スラストアップとは前回の高値よりも上で終値が確定するとスラストアップと言います。
陰線の後に陽線でスラストアップしていたらより良いです。
スラストアップした終値か始値で買いでエントリーした場合に次は損切りを設定しましょう。
損切りの場所ですが、直近安値の少し下で設定するようにしてください。
利益確定ですが、買いエントリーと損切りラインの幅までをリスク1として、リワードは2倍の幅に伸ばした上の位置に設定しましょう。
利益確定する場所のもう1つの方法に、利確期にあたる直近高値をブレイクアウトした場所で行うやり方があります。
この方法で行うとリワード比率が1対2よりも広くなりやすいです。
勝率は悪くなりますが、大きくリワードを取れるので連敗に耐えられるのであれば良い手法です。
直近高値をブレイクしたら買い
ダウ理論の先行期にある直近高値をブレイクしたら買いでエントリーする方法もいいやり方です。
買いでエントリーした後に、損切りを設定します。
損切りは直近安値の場所にしましょう。
利益確定ですが、リスクリワード1対2に設定したいので、エントリーから損切りまでをリスク1として、リワードは2倍に伸ばして上に設定しましょう。
先行期と同じように、追随期の場所でも検証して見極めわめられると使えますから参考にしてみてください。
利確期では買わない良いがいい
買いでエントリーする場合は先行期と追随期までにすると良い結果になるでしょう。
ですから、なるべくは下の低い価格から買いで入り、損小利大で設定して利益を得るような方法を意識して手法を構築するといいでしょう。
まとめ
ダウ理論を使った2つの手法を解説しました。
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- 先行期で買い
- 直近高値をブレイクしたら買い
上がりすぎている価格で買ってしまうと高値掴みしやすく損失しやすいです。
なので、先行期か追随期で買うように意識してエントリーしましょう。
ぜひこれらの手法を参考にしてみてください。