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【株】リスクリワードはしっかり合わせない方が良い理由について解説

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リスクリワードって合わせない方がいいの?

結論から言いますと、現在の手法がリスクリワード比率をきっちり合わせて負けているようであれば、合わせるようなことはしない方がいいでしょう。

きっちり合わせて勝っているのであればいいと思います。

ですが、リスクリワード比率をきっちり合わせてしまうとボラティリティが変わった時に相場でいずれ合わなくなる場合がありますから、その都度相場に適応してリスクリワード比率が変わるやり方をした方がいいです。

何を言っているのか少し分かりずらいところはあると思いますが、記事内で詳しく解説します。

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目次

リスクリワードを合わせるのは合理的ではない

初心者の方は大口や大衆の買いと売りの場所がよく分からないと思いますから、まずは少しでもいいから増やすためにも、目安としてきっちりリスクリワードを1対2設定に合わせた方法が良いかもしれません。

ですが、何回もトレードしているとある時、「リスクリワードって1対2で-10円+20円のような固定する形できっちり合わせたらダメなのでは?」と思う時があります。

何故ならこのやり方では、相場状況に合わせた合理的な判断ではないからです。

例えば、直近高値ブレイクアウトをして買いで入ったとしましょう。

直近高値ブレイクアウトは買いを入れていることが多くなったと判断し、これから上がる可能性がある根拠として見込んで入っています。

その後に損切りと利益確定の設置ですが、-10円+20円のやり方にしたリスクリワード1対2で設定したとします。

損切りの-10円と利益確定の+20円には何の根拠もありません。

過去検証したから優位性が見込めると思って設定したやり方になっています。

これでもしトレードを続けてプラス収支になるのであればいいとは思います。

ですが、この-10円と+20円の固定にした合わせ方というのは、将来的にボラティリティが変わった場合に対応しずらなって損切りが多くなる可能性があります。

要は相場と手法が全く合わなくなってしまい負ける手法に変わってしまうわけです。

これに気づくのは相場がまだよく分かっっていない初心者には取引を重ねていかないと話が難しいかもしれません。

チェック

損切りで設定した-10円と、利益確定で設定した+20円がそこまで到達する根拠が明確にされていないということです。

もし、この方法でリスクリワード比率を1対2設定しているのであれば全く通用しなくなってしまう可能性がありますから注意した方がいいです。

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私は初心者の時にこの方法で取引していましたが、すぐに相場と合わなくなりマイナス収支になる結果になっていました。

ですから、ただ過去のチャートの検証で-10円+20円が合っていたからという理由でそういったリスクリワードの設定をしてマイナスになっているのであれば見直した方がいいでしょう。

初心者に多いのですが、固定で損切りは-5%、利益確定は+10%という方法もそこまで到達する根拠がないのであまり推奨しません。

メモ

損切りと利益確定場所を配置するのは、長く相場で生き残るためにも、なるべくは明確な根拠がある場所に設定した方がいいでしょう。


直近安値に合わせたリスクリワード1対2設定について

次は買いのエントリーと直近安値の幅に合わせからリスクリワード1対2に設定する方法です。

この方法は先ほどの固定での-10円+20円や-5%+10%などのリスクリワード1対2とは違います。

買いエントリーと直近安値までのボラティリティの幅に合わせています。

ですから、その都度損切りする値幅は変わります。

また、直近安値の損切りには根拠があります。

・直近安値の場所付近では大口たちが買っている可能性を見込んでいるため、直近安値の少し下を割ると大口が株を手放したかまたはそうではなかったと判断しています。

リワードでは買いエントリーと直近安値の少し下までの幅をリスク1として単純に2倍に伸ばして上に利益確定を設定しています。

この方法でも利益は出ますが、リワードである利益確定場所にはそこまで到達する根拠がありません。

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  • プラス収支になるのであれば悪くないのですが、もしこういった方法でマイナス収支になっているのであれば、なるべくは利益確定にも根拠があって設定するような方法が好ましいです。
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損切りも利益確定のどちらも根拠がある設定方法について

最後にリスクリワードのどちらに対しても根拠がある設定方法になります。

この方法ではリスクリワード1対1以上で出来そうであればエントリーした方がいいでしょう。

損切りの設定方法では先ほどと同じように直近安値に設定しましょう。

そして、利益確定となるリワードの設定場所になるのですが、

ダウ理論で言うところの利確期にあたる直近高値ブレイクアウトの場所で利益確定しましょう。

メモ

ブレイク場所では大口、機関投資家が利益確定しているか空売りで入ってくる可能性があるからです。

上の例ではリスクリワード比率は1対1.5くらいになっています。

このように損切りと利益確定場所に対して根拠があるような合わせ方で設定した方が良いでしょう。

この方が損切りと利益確定に何の根拠もなかったような設定方法よりも通用しやすいです。

もし固定比率の-5%+10%のリスクリワード1対2設定のルールでやってもプラス収支にならない人は、この手法を構築してみてください。

大衆の損切り場所に合わせる

リワードを合わせる場合は空売りで入ったであろう大衆の損切り場所に利確を合わせるのが良いのではないかと思います。

例えば、多くの人が直近安値を下にブレイクアウトしてから空売りで入っているであろう場所を確認します。

次にブレイクアウトしたローソク足の次の始値から買いでエントリーしたとしましょう。

そしたら利益確定場所を空売りの人たちが損切り設定しているであろう直近高値の場所で利益確定をするのです。

ですが、空売りというのは信用取引であり、追証する可能性のリスクがありますから、ほとんどの人は入ってこないと思います。

特にスイングトレードでは空売りで入ってストップ高になると大変なことになります。

デイトレーダーの人たちであれば積極的に空売りをしている可能性がありますから、デイトレの場合は空売りした人の損切りとなる高値の場所に利益確定を合わせる方法もいいでしょう。


まとめ

リスクリワードをきっちり合わせない方がいい理由について解説しました。

-10円+20円を固定とさせた方なリスクリワード1対2の設定方法は損切りと利益確定に根拠がないのでやらない方がいいです。

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  • 損切りは直近安値で、利益確定はダウ理論での利確期の場所で設定するようにした方がいいでしょう。
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この時にリスクリワードは1対1以上の比率である場合に利益確定することを推奨します。

デイトレでは空売りの人たちが損切りするであろう高値の場所で利益確定を設定するのもいい方法です。

これらを参考にリスクリワードの設定をしてみてください。

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この記事を書いた人

トレーダー歴8年目。
株の研究をしつつブログを書いています。
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