株でカジノのシステムベットを使った方法でどういったやり方があるの?
システムベットで有名な方法としてマーチンゲール、ココモ法、ダランベール法、パーレー法、モンテカルロ法などがあります。
その中で今回紹介する株のトレードでも使えるシステムベット方法として、マーチンゲール法、ココモ法、ダランベール法について解説していきます。
システムベットとは?
システムベットとは決まった一定のルールに沿って金額の賭け方を変えていく方法になります。
というのもカジノは毎回手数料が発生しますからそのように出来ていると言えます。
株でシステムベットを有効的に使う方法はいくつかあります。
現在ではデイトレードをする場合に手数料が一切発生しない証券会社があります。
これを利用してシステムベットを行うと増えやすくなります。
ただ闇雲に優位性を何も調べずにシステムベットを使ってもマイナスになりやすいですから、予め勝ちやすい期待値のある場所を把握した手法を使ってシステムベットを行っておくべきです。
マーチンゲール法
システムベットの1つにマーチンゲール法を使ったやり方があります。
マーチンゲール法とは負けたら賭け金を倍にして、勝ったら初期賭け金に戻す方法になります。
例として以下のような場合の賭け方になります。
回数 | ベット額 | 勝敗 | 収益 |
1回目 | 100円 | 負 | -100円 |
2回目 | 200円 | 負 | -300円 |
3回目 | 400円 | 勝 | +100円 |
4回目 | 100円 | 負 | 0円 |
5回目 | 200円 | 勝 | +200円 |
6回目 | 100円 | 負 | +100円 |
7回目 | 200円 | 負 | -100円 |
8回目 | 400円 | 勝 | +300円 |
3勝5負で負けが多いのにも関わらず+300円の利益になっています。
これが100円固定の賭け金であれば+300円 – 500円 = -200円になるので、マーチンとの差を比較すると500円差がでていることになります。
マーチンゲール法は上限の回数がなければ一時的に収益を継続して得られる確率は高いですが、デメリットとして取引を重ねるたびに破産する可能性が高くなるので利益を得たらどこかで逃げた方がいいと思います。
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- オススメの方法としては最大でも5回連続負けたら初期の賭け金に戻すというような設定方法にした方がいいです。
上限回数を設定して検証してみて増えるのであれば有効的に使えるシステムベット方法と言えます。
ですが、株でマーチンゲール法を使って裁量トレードする場合は、少しずつ大きい株数になってしまうので途中から怖くなって賭けにいけなくなる可能性がありますから、相当メンタルが強い人でないとこのシステムベットは出来ませんから、まずは少額の範囲で自分に合っているのかどうか確認してみましょう。
ココモ法
ココモ法も応用すると有効的なシステムベット方法になります。
カジノではルーレットのダズンかカラムに賭ける3倍配当のゲームで使われます。
ココモ法の賭け方は負けたら前回と前々回の賭け金を合わせてベットして、勝ったら初期の賭け金から再度行う方法です。
ココモ法はマーチンゲール法と似ているところがあります。
3倍配当のゲームでココモ法を使った場合の例は以下になります。
回数 | ベット額 | 勝敗 | 収益 |
1回目 | 100円 | 負 | -100円 |
2回目 | 100円 | 負 | -200円 |
3回目 | 200円 | 負 | -400円 |
4回目 | 300円 | 負 | -700円 |
5回目 | 500円 | 勝 | +300円 |
6回目 | 100円 | 負 | +200円 |
7回目 | 100円 | 負 | +100円 |
8回目 | 200円 | 勝 | +500円 |
2勝6負でも利益が+500円出ています。
ココモ法もマーチンゲール法と同じように回数を重ねる毎に破産の可能性が高くなるのでお勧めできません。
さらに、連敗数がマーチンゲール法より多い特徴があります。
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- 株でココモ法に例える場合はリスクリワードを1対2に設定する方法があります。
トレードでココモ法を有効的にさせるオススメの方法として、マーチンゲール法と同じように回数上限を設定することです。
マーチンゲール法より勝率は悪いので目安として10連敗したら初回の賭け金に戻すなど設定するといいと思います。
また、トレードをする場合にココモ法を改良して以下のように行う賭け方をするのもオススメです。
回数 | 損失額 | 勝敗 | 収益 |
1回目 | 100円 | 負 | -100円 |
2回目 | 100円 | 負 | -200円 |
3回目 | 100円 | 負 | -300円 |
4回目 | 200円 | 負 | -500円 |
5回目 | 300円 | 負 | -800円 |
6回目 | 前回同様300円で繰り返し | 負 | -1300円 |
損失額の上限は6回目以降からは同じ300円で固定させる方法です。
ダランベール法
カジノでダランベール法を使う場合は、ルーレットの赤や黒で行う勝率が50%に有効的なベット方法と言われています。
ダランベールの賭け方は単純で、初期の賭け金を100円からにした場合、負けると+100円追加して、勝つと-100円減らして行う方法です。
1回目からいきなり勝った場合は、そのまま次回は同じ100円で賭ける方法になります。
ダランベール法の賭け方は以下の例のようになります。
回数 | ベット額 | 勝敗 | 収益 |
1回目 | 100円 | 勝 | +100円 |
2回目 | 100円 | 負 | 0円 |
3回目 | 200円 | 勝 | +200円 |
4回目 | 100円 | 勝 | +300円 |
5回目 | 100円 | 勝 | +400円 |
6回目 | 100円 | 負 | +300円 |
7回目 | 200円 | 負 | +100円 |
8回目 | 300円 | 勝 | +400円 |
5勝3負で+400円になっています。
ひたすら100円固定で取引した場合は+200円です。
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- マーチンゲール法とは違い、資金の減りは緩やかになるのが特徴です。
仮にカジノで手数料が発生しない場合(あり得ないですが…)は、勝率が50%であればダランベール法は増えます。
株でダランベール法を使う場合はリスクリワード1対1で行う必要があるのですが、注意点として逆指値設定に気をつけたほうがいいでしょう。
ダランベール法は逆指値に注意
逆指値は不利になるように出来ています。
例えば、1100円で株を購入した時に+1200円で利益確定の指値を入れて、-1000円で損切りの逆指値を設定したとします。
これらはどちらも幅の設定値は+-100円で行われています。
利益確定する時は必ず指値をおいた1200円の価格で約定します。
損切りする際には1000円到達した時に丁度の価格で逆指値の指値設定をするといずれ約定しないまま大損する時があります。
1000円を一気に下に割ってしまって損切り注文の約定がされない場合があるので注意しましょう。
以下は板で例にした場合になります。
売り 気配 | 板 | 買い 気配 | |
2600 | 1005 | ||
2800 | 1004 | ||
1500 | 1003 | ||
2500 | 1002 | ||
1001 | 4000 | ||
1000 | 3000 | ←逆指値設定で1000円以下になると1000円丁度で指値をして損切りするように注文を入れても必ず1000円で約定するとは限らない | |
999 | 2200 | ||
998 | 1800 |
この取引の構造を理解しないと、ダランベール法のシステムベットを行ってもマイナスになってしまいますから理解しておきましょう。
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- これは勝率が丁度50%で手数料が発生しない場合であったとしても、1000円丁度で逆指値を合わせてしまうといずれは注文が約定せずに大きく資金は減ってしまう時がきます。
成り行き注文で損切りするにしても不利な価格で約定される場合がありますから、ダランベール法を使用してしまうと同じように減っていく結果になる可能性がありますから、なるべく有効性が発揮されるやり方として、厚い板の銘柄で1002円に成り行き注文を入れる方法で行う必要があるでしょう。
また、出来高が少なく板に空白のある銘柄で行うのはオススメしません。
リスクリワード1対1の前場のみでデイトレードしている人にはダランベール法は有効的になりますから参考程度に検証して使えそうなら取り入れてみてください。
システムベットに有効なのはデイトレード
システムベットで有効に働くのはデイトレードになります。
スイングトレードだと翌日の持ち越しで大きく窓を開けた場合に損失の比率が大きくなってしまう可能性があるからです。
前場から後場の持ち越しも窓あけする可能性があるのでやってはいけません。
ですから、もしシステムベットを使うのであれば、翌日に持ち越しなしの前場までに決済を済ませるデイトレードで行うことを推奨します。
まとめ
株でシステムベットを使う際に有効な方法を3つ解説しました。
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- 1つ目はマーチンゲール法です。
上限回数がないマーチンゲールですと、回数を重ねていく度にどこかで破産する可能性があるので最大5回までと制限をかけてトレードするような手法を作成しましょう。
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- 2つ目はココモ法です。
ココモ法はリスクリワード1対2の設定で行いましょう。
マーチンゲールと同様に、賭け金が多くなっていっていずれ破産するやり方ですから上限回数を設定して使用しましょう。
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- 3つ目はダランベール法です。
ダランベール法はリスクリワード1対1で手数料と逆指値による損失を考慮した上でプラスになる手法を構築する必要があります。
目安になりますが勝率が55%以上であれば通常の固定した金額で毎回賭けるよりかは増える有効性がありますから検証してみてください。