どんな手法を使用したら良いか困っている…
どうやって手法を確立したらいいか分からない…
トレードを始めたての方は、本やサイトでテクニカル分析を一通り学んでも、何を使ってどういった手法があればプラスになるのか分からなかったりするでしょう。
今回は移動平均線を使用した手法について参考になるような事を3つ解説していきます。
・移動平均線を使った手法が構築できる
・他のインジケーターを使用して別の手法の構築に応用できる
移動平均線とは
移動平均線とは一定期間の平均値を算出して作成されます。
例えば、数値を5で設定した際に、日足であれば過去5日分までの終値の数値を平均化して線が描かれます。
・1時間足であれば、過去5本目までの終値の数値が平均化されます。
他のサイトでは日数で例えられている事が多いですが、ローソク足の過去の本数の事だと捉えた方が良いかもしれません。
細かい設定では「終値」に対してだけでなく、他にも「始値」「高値」「安値」のどちらかで数値を平均化させる設定もありますが、あまり使わないので気にしないで良いでしょう。
・移動平均線はこれから上昇していくのかどうかの判断や、線から反発して再度上昇するであろう目安として多くの人に非常に親しまれているインジケーターです。
移動平均線の手法を構築して勝てるトレーダーへと目指しましょう。
2本の移動平均線を使う
ほとんどの証券会社などでは5日、25日、75日移動平均線が使用されいるのを目にする方は多いでしょう。
今回は75日を省いた5日と25日移動平均線の2本を使用した手法を解説していきます。
数値の設定は何日でも良いですが、私の経験上では今まで移動平均線の数値を色々変更しても、ひたすら彷徨うだけで無駄だったのでデフォルトの数値に落ち着いていますが、「私はこの数値が合っていて良い」という人は5日と25日ではなく別の数値に変更して検証しても全然良いと思います。
ゴールデンクロスしたら買い
チャートの時間足は全て日足を使用します。
1つ目の手法は、25日移動平均線が5日移動平均線を上に割った後のゴールデンクロスから翌日の寄り付きに買いで入ります。
エントリーラインは買いで入った場所になります。
次は損切りの位置の決め方ですが、この時に損切りの位置は直近の安値の位置にします。
最後に利益確定の設定です。
リスクリワードは1:2で損小利大にする設定が基本ですから、寄り付きから入った始値から直近安値までの位置をリスク1として、リワードは単純にリスクの2倍値の幅に設定します。
どちらも移動平均線の向きは上向きになっている時だけ行うなど、ルールを絞り込むと勝率は少し良くなるでしょう。
これは基本中の基本ですが王道であり、これを目安に買う人は多いです。
ですから、この段階から入ると上手くいけば大きい上昇の波に乗ることが出来ます。
移動平均線の上で直近高値ブレイク
2つ目の手法は、移動平均線1本のみを参考にしたやり方になります。
25日移動平均線を使って線の上にある時に、直近の高値をザラ場中にブレイクした時に買います。
損切りの設定は先ほどと同じように直近の安値に合わせます。
利確は損切り幅の2倍に合わせてリスクリワード1:2にしましょう。
今回の場合はデフォルト数値の「25」で例としていますが、何でも良いと思います。
自分に合っているだろう数値に合わせてください。
・25日移動平均線の上では上昇中の判断になっていて陽線が多いため、買いが通用しやすいです。
移動平均線の上で押し目買い
最後3つ目の手法は、直近の高値をブレイクした後に押し目が形成されてから買いを入れるやり方です。
押し目の部分ですが、直近の高値を割った後に下落してサポートラインの近くで前回のローソク足の高値を割ったら買います。
損切り場所は、前回と同様に直近の突出した安値部分の位置にします。
利益確定位置は損切り幅の2倍の広さにした場所に置きます。
ブレイクアウトで入るとよくダマシに会って損切りされる方も多いと思いますが、この押し目の方法でエントリーするやり方はダマシ対策になっているので見極めて入れるようになると良いと思います。
後はこれにもう少し条件を足したりすると良い手法の確立ができるでしょう。
まとめ
現在手法の確立に困っている、迷っている方は、これらの手法を参考にして自分なりに検証して応用してみてください。
1.ゴールデンクロスしたら買い
2.25日移動平均線の上の直近高値で買い
3.移動平均線の上で押し目買い
これらは基本的な手法の考え方です。
この手法を丸々使用しても勝てないはずですから、しっかり自分に合ったやり方を構築する事が重要です。
以下の記事では本やサイトにある勝てない手法に対して、自分に合ったやり方に応用して勝てる手法を確立させるための方法について書いているので是非読んでみてください。