移動平均線での順張り手法ってどんな方法がある?
多くの人がよく使うインジケーターに移動平均線があります。
線を目安とした場合に使いやすく、この1つのインジケーターだけを使って勝てる人は多くいるでしょう。
移動平均線は手法としてしっかり検証すると使えますが、何の優位性も調べずに適当に考えてエントリーしても負けてしまいます。
今回の記事では優位性のある移動平均線を使った順張り手法について解説します。
25日移動平均線を上抜いたら買い
移動平均線を25日移動平均線の1本だけ使った手法になります。
この方法は線を目安にしているので明確で初心者にも分かりやすく使いやすい手法になっています。
最初に終値が25日移動平均線を上抜いて確定したら、次の始値で買いエントリーします。
次に損切りラインの設定ですが、直近安値に設定しましょう。
以下の画像のように直近安値の判断として前回の安値よりも切り下げている状況であり、次回の安値よりも安値が下にあった場合になります。
下に突出しているので分かりやすいと思います。
以下のように直近安値で損切りを設定します。
次に利益確定ですが、リスクリワード1対2に設定したいので買いエントリーと損切りラインまでの幅をリスク1として設定し、リワードはリスクの2倍の幅に伸ばして上に設定してください。
これで25日移動平均線1本を使ったリスクリワード1対2の手法の完成です。
直近高値ブレイクしたら買い
今回の例では5日と25日移動平均線の2本の移動平均線を使います。
以下の画像のように、まず最初に5日移動平均線が25日移動平均線を上抜いてゴールデンクロスした後を確認します。
ここで重要なのは、買いでエントリーする条件としてゴールデンクロスした後の始めだけの直近高値ブレイクだけエントリーするように制限をかけましょう。
それ以外の場所ですと、上がりすぎてしまっている場合が多いので直近高値ブレイクして買いで入っても下落しやすい位置になっています。
次にゴールデンクロスした後の始めにあたる直近高値ブレイクアウトで買いエントリーしましょう。
直近高値の判定としては前回のローソク足の高値よりも切り上げていて、次のローソク足の高値よりも高い場所であった場合に直近高値のローソク足として判断しています。
要は高値部分が突出して見える場所を直近高値として判断しています。
買いで入る場合に予め直近高値を超えた場所で逆指値の成り行き設定でエントリーするようにした方がいいでしょう。
次に損切りの場所を決めます。
一般的によく言われているリスクリワード1対2で設定します。
買いでエントリーした場所から損切りラインまでをリスク1として設定します。
その後に利益確定場所ですが、リスク1の幅を2倍に広げて上に設定してください。
これで2本の移動平均線を使った直近高値ブレイクの買い手法の完成です。
パーフェクトオーダー後に買い
最後は3本の移動平均線を使った手法になります。
3本の設定値は5日、25日、75日移動平均線を使います。
パーフェクトオーダーの後から始めの直近高値をブレイクアウトしたら買いでエントリーします。
基本的には3本を使って判断する場合が多いですが、2本や4本でも短い期間が上から順に並んでいるとパーフェクトオーダーと言えます。
損切りの設定ですが直近安値に設定しましょう。
リスクリワード1対2で設定します。
利益確定は買いエントリーから損切りまでの幅をリスク1として、リワードは2に伸ばして設定しましょう。
これで3本の移動平均線でのパーフェクトオーダーを使った手法が完成しました。
まとめ
移動平均線1本から3本までを使った手法を3つ解説しました。
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- 25日移動平均線での上抜け
- ゴールデンクロス後の直近高値ブレイクアウト
- パーフェクトオーダー後の直近高値ブレイクアウト
これらをしっかり検証すると優位性があることを見つけることができるでしょう。
そのまま使用しても勝てる可能性があるかもしれませんが、検証してもおそらく通用しないように見えるはずですから、今回紹介した3つの手法を参考にして応用し、自分に合った方法に改良して勝てる手法にしてください。