個別株が難しい理由として、膨大な銘柄数があるということと、銘柄毎に動き方の癖が違うことにあります。
銘柄は全て一緒の動き方になりやすいとは思わない方がいいです。
A銘柄の方では手法が高勝率なのにB銘柄の方では全く通用せずにマイナスになってしまう可能性があります。
銘柄と手法には相性があります。
今回の記事では個別株の動き方の違いについて解説していきます。
銘柄毎に相性がある
使用する手法に対して通用しやすい銘柄と通用しにくい(だましがやたらと多い)銘柄があります。
例えば、高値のブレイクアウトで買いをするエントリー手法を使った時には、そこからそのまま上昇しやすい銘柄、ブレイクして高値掴みして下落しやすい銘柄があります。
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- 特定の決まった銘柄を予め選定しておくことは重要です。
検証して通用しやすいであろう銘柄だけを予め選んでおくことで勝率を少し上げて収益性を高めることができます。
銘柄は人のようなものと捉えてもいいと思います。
相性の良い人と悪い人は必ずいます。
なるべくは悪い人は省いて良い人だけを選別しているはずですから、それと同じように銘柄にも相性の良いものだけを選んで取引をした方がいいです。
例えばですが、ある手法に対してA銘柄は勝率50%、B銘柄は60%、C銘柄は40%だったとします。
これをA銘柄とC銘柄を60%以上にしたいとなって手法を微調整して合わせても、次にB銘柄が50%になってしまったり、他の銘柄で試すと勝率が30%だったりします。
要は1つずつの銘柄に対して必ず勝率60%以上を維持して収益をプラスにさせることは1つの手法では無理があるわけです。
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- いわゆる聖杯探しになっているのですが聖杯はありません。
ですから、手法には銘柄との相性があるということを覚えておきましょう。
プライムとグロースを分ける
個別株はプライム株とグロース株を分けてみると動き方がさらに違います。
何故かと言いますと大口の介入が違うからです。
プライムの特徴として高値ブレイクして買いで入る場合にほとんどが高値掴みして下落しやすいが多いですが、グロースになるとプライムよりも大口の介入は少ないですから比較的そのまま上昇していくことが多いです。
なので、プライム用とグロース用の手法を分けて使った方がいいと思います。
以下の記事ではプライムとグロースの動き方の特徴についてさらに詳しく解説していますから合わせて読んでみてください。
相性の悪い銘柄は省く
トレードをしていて「なんかこの銘柄だけいつも損切りされる…」と思った場合は、その銘柄を検証してみて勝率が悪いのであれば省いた方がいいでしょう。
予め相性の悪い銘柄を1つずつ調べて省いていく方がいいとは思いますが、いろいろな銘柄を取引している内に「この銘柄は相性が悪いな」と気づいたのであれば省いておきましょう。
まとめ
個別株では動き方の癖がそれぞれ違います。
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- 銘柄毎に手法が通用しやすい場合と通用しにくい場合がありますから、予め相性の良いものだけを選定しておいた方がいいです。
別の銘柄が勝率悪いからといって微調整してしまうと、相性が良かった銘柄が悪い銘柄に変わってしまう場合があり、ひたすら調整するループに陥ってしまいキリがないですからやらない方がいいでしょう。
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- 1つの手法が全ての銘柄に合ってプラス収支になる聖杯は存在しません。
プライムとグロースは大口の介入が違うので動き方が違いますから、プライム用とグロース用の手法を使い分けてトレードした方がいいです。
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- 予め銘柄を検証して相性が悪かった銘柄は省きましょう。
これらを参考にして少しでも勝率と収益性を上げれる方法はないか探してみてください。